強迫神経症的な症状への対応②:「あさがお」例会より

  周りがいくら大丈夫と言っても,止めることができません。当人は不安を解消しようとして強迫行為をしないではいられなくなり、繰り返していきます。不登校になって少し経過した時点でも,「頻繁に手を洗う」「お風呂の時間が長くなった」という保護者からの報告が出ることがあります。今の状況に不安を抱えて辛い思いをしているので、家族の理解と支えがとても重要になってきます。
家族がやむにやまれぬ行為であることをよく理解して、見守る必要があります。
  医療機関と繋がることで投薬や療法などの適切な治療を受けて改善していくことができるので、生活面での支障を改善するためという共通認識を持って受診につなげたいところですが、病院につながらないケースも多々あって、難しい問題でもあります。
薬物治療に関してはできるだけ避けたいという家族の意識もあるかと思います。今回も話題に出たことですが、特に低年齢の子どもへの治療にはできる限り薬の使用は避けていきたいところです。ADHDのように多動が見られる場合でも薬物を使用せず、粘り強く「わかりやすさ」と「安心・安全感」をしっかり感じてもらうことが何より大切になります。
  しかし、周囲からの注意や叱責ばかりが多くなる状況で自信を失ったり、からかいやいじめの対象となったり、その環境から怒りをコントロールできなくなる状況が生まれると本人が一番苦しく辛くなっていく場合もあります。こういう場合には医療とよくよく相談して本人が社会生活を送るうえで今どうするか、周りの大人がどのようにかかわっているかをしっかり振り返って話し合っていくことも大切かと思います。

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

野村俊幸

Author:野村俊幸
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR